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次の朝、私は遅めに教室に入るなり真っ先に湖幸に飛びつきました。
湖幸「どしたのー??」
拓斗「コイツ、今日テンションおかしいから気にすんな。」
全て知っている拓斗はなみだ目で湖幸にしがみつく私をフォローしてくれました。
楓 「なんか気持ちがフワフワしててさぁ」
朔也「まさか、昨日2人で…?」
拓斗「ねぇよ!」
朔也「まだ2人でしか言ってませんけどー?」
拓斗「てめっ、ぶっ飛ばす。」
じゃれる2人をよそに、私は湖幸の顔色をうかがいました。
湖幸「か~ご~め~か~ご~め~♪か~ごのな~かのと~り~は~」
円 「いきなり何っ!?」
湖幸「い~つ~い~つ~で~や~る~♪」
零羅「湖幸もこの歌はまってたの??」
湖幸「よ~あ~け~の~ば~ん~に~♪」
拓斗が動きを止めて私を見ました。
湖幸「つ~るとか~めがす~べった~♪」
楓 「湖幸??ねぇ、湖幸??」
朔也「どうしちゃったのコイツ。
湖幸「うしろのしょ~めんだ~れ~?」
零羅「なんか、湖幸怖いよ??」
湖幸「家庭科室行って来る~。」
そう言って湖幸は走って教室を出て行きました。
楓 「ちょっと、何で??!」
零羅「チャイムなっちゃうよ?」
拓斗「まずいっ!」
朔也「何が、っちょ、おい!」
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