かごめかごめ

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―うそ…― 拓斗「あ~長かった。」 そこに移っていたのは 零羅「昨日テレビ見たから歌詞全部覚えてたよ~」 首から上の無い、血まみれの湖幸でした。 円 「楓、どんなだった??私達。」 私は、恐怖のあまり、立ち上がることができませんでした。 しゃがんだままでいる私の腕を、拓斗は強引に引き上げました。 拓斗「何かあったのか?」 楓 「なんでもないよ。」 湖幸「うちらどんなだったー??」 楓 「えっと~、皆そんなに変わらなかったけど円はモデルさんみたいな美人なってて~」 円 「よっしゃ。」 楓 「零羅は髪がすっごい伸びててかなり大人っぽかった~」 零羅「実は今ロング目指してたの~」 楓 「朔也は身長はあんまり変わらなかったけど茶髪っぽかったかも。」 朔也「真面目に?俺ん家髪染めたら親父に殺されんのに?…」 楓 「拓斗はかなり身長伸びててカッコ良くなってたよ。」 拓斗「お前どんな見方してそうなったんだよ。」 湖幸「うちは~??」 楓 「……えっと~変わらなさすぎて、なんて言って良いか…」 湖幸「え~。だって最後うちで止まったんじゃないの??」 楓 「だからこそ、まじまじと見ちゃったから変わらなさ過ぎててさぁ。」 湖幸「ひどーい」 拓斗「成長しないお前が悪いんだろが!」 朔也「おっと?拓斗、楓かばい中。」 拓斗「うっせーぞお前。零羅―!こいつ話あるって」 零羅「何?」 朔也「ねぇよ話なんかっ!!」 真っ赤になりながら朔也は鏡を片付けに行きました。 円 「零羅、本当に何も知らないの?」 零羅「何が??」 円 「どんかんだね~。あ、そろそろ解散しとく?」 楓 「そうだね。私達も受験生だしね。」 拓斗「テスト近くなってきたし。」 朔也「お前らは推薦でとっくに高校決まっただろーが!」 そんなかんじで、私達はすぐに合わせ鏡の儀式の話題から離れて、たわいもない話をしながら皆で帰りました。
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