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湖幸「じゃ、明日ね~!」
円 「バイバ~イ!」
零羅・朔也・拓斗・楓「ばいばーい。」
朔也「しっかし湖幸だけ変わんないとかかなりウケるね。」
楓 「うん。ホンットに今のまんまだったよ。」
零羅「私今日、こっちから帰るから~!バイバイ。」
楓 「バイバイ」
拓斗「悪い。朔也、お前もあっちから帰れ。」
朔也「なんでよ?」
拓斗「頼む。明日の給食のゼリーやるから。」
朔也「マジで?…じゃ、バイバイ!楓と仲良くな!」
そう言って朔也は走って零羅を追いかけて行きました。
楓 「ばいばい…?どうしちゃったの?拓斗。」
拓斗「楓、本当の事言って。」
楓 「何が?」
拓斗「お前、歌が終わる直前にすんげぇ顔してただろ?」
楓 「あぁ、だって湖幸なんにも変わんないから。」
拓斗「本当に?」
楓 「ごめん。信じてくれるかわかんないけど。」
拓斗「何?」
私は、我慢できずに恐怖のあまり泣き出してしまいました。
楓 「湖幸が、湖幸が…、皆本当に大人になってたのに湖幸だけ、血まみれで…。」
拓斗「は?ほんとに?」
楓 「血まみれで…真っ赤で…、頭が……無かったの。」
拓斗「見間違えじゃなく?」
楓 「嘘じゃないよ。本当に見たんだもん。」
拓斗は、おもむろに鞄から携帯電話をとりだして、真剣な顔で携帯の画面を見つめていました。
楓 「拓斗?」
しばらくして、拓斗は答えました。
拓斗「湖幸、ちゃんと調べてから試したんじゃなかったらしいな。」
楓 「どういう事?」
拓斗「見てみ。」
私は拓斗の携帯を覗き込んまみした。
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