序章なんて私には必要ないのよ!

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自覚したのは、まだ周りの同年代の子達がおままごとやゴッコ遊びなんかをしてキャーキャーと遊んでいる頃だったと思う。 ハンバーグですよぉ。と差し出された泥に冷たい視線を送り、正義は必ず勝ぁつ!!何て言ってジャングルジムの天辺を占領した少年に舌打ちするのを我慢した事を覚えている。 そして思ったのだ。 まったく、なんて幼稚な奴らなんだ。 自分は違う。断じて違うぞ。 その辺に転がった平凡人間にはならない。だって自分は優秀なんだ!!  
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