第四章

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携帯の着信音が室内に響き渡った。 「はいこちらライト=フィレンツですが」 「久しぶりだなライト。どうだ学校生活のほうは慣れたか?」 「なんだマルクスか……じゃあな」 「お、おい待てよ切るな! いやすいません切らないでください」 「で何の用だよ?十文字以内で言え!」 「じつはライトにお願……」 「長いっ!じゃあな」 「お願いだから切らないでくれ。 今回はライトに頼まれて欲しいことがあるんだよ」 「オレに頼み事?内容は?」 「それがな実はお前の学園から100キロ離れた大都市ヴィザンツに魔物の軍団が近づいてるんだが、あいにくオレを除いた各部隊は違う任務を遂行中で間に合いそうもないから、お前にその討伐を頼みたいんだ」 「まあそういうことならしょうがねえな で、軍団の魔物の数はどれくらいなんだ?」
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