第四章

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「“リストリクト”」 「ぐあっ!!」 「う、動けねえ」 ライトが魔法のようなものを唱えた後、雷を帯びた黒い雲から電流が流れ魔物達を拘束する。 「“エレクトリック”」 拘束する程度だった電流がさらに強くなり魔物たちは皆立つことを許されず、地にひれ伏すような形となった。 「終焉……」 ライトの周りの雲から雷が、ライトの手のひらへ向かって集まり始める。 「なあ知ってるか? 雷ってのは空気の間を流れる時、三万度もの熱を発するんだよ その熱は全ての命あるものが存在することを許さない!」 ライトの手のひらに30cmほどの金色の球が存在していた。 「全てのものを無へと帰せ、出でよ神の雷! “インディグネイト・ライトニング”」
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