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タイトル「あなたのために書きます」
概要「僕の好きな人へ」
作品説明「あなたのために書きます。
小説は書けなかったけど、手紙を書きます」
紗季へ
俺と紗季は幼なじみでずっと一緒にいたよな。
なにをするにも近くには紗季が居て、俺はそれが当たり前だと思っていた。
だから、紗季がいなくなるなんて考えたこともなかった。
違う、考えるのが怖かったんだ。
紗季に好きな人が出来て、その人といるようになったら傍にいれなくなる。
高校を出たら別々の道を行くことになる。
そんなふうに思ったら何か自分が潰れてなくなってしまいそうでいやなんだ。
紗季は俺のことをどう思っているかわからない。
ごめんな、こんな小説のところで告白なんかしてさ。
言葉で告白なんか俺には出来ない。
だから、言葉では嘘を言うかもしれない。
ここで本当のことを言わせてもらいたい。
俺は紗季が好きです。
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