告白

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あれから家でも小説のことを考えた。 考えていると言っても、ほとんど何を書くのかは決まっていた。 後は書く勇気を出すだけだ。 しかし、どうしても出ない。 なぜかというと、書こうとしている小説は告白のための小説なのだ。 紗季には冗談だと思われるかもしれない。 でも、自分から声に出して告白することは恥ずかしくて出来ない。 だから、小説なら自分の想いを出きると思った。 でも、やっぱり出来そうにない。 俺は明日、紗季に小説は遅くなると伝わることにした。 俺は紗季のことを考える。 紗季には悪いことをしたな。でも、紗季だから思いつきで言ったのかもしれないし、あいつはどうも思わないだろう そういえば、紗季は俺のことをどう思っているのだろう。 今まで全く気にもしなかった。 いや、気にしなかったのではないのかもしれない。 ただ、紗季と離れるのが怖くて考えることが出来なかった。 俺はこれ以上考えると胸が苦しくなってくるので止めて寝ることにした。
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