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その電話相手だけど。
いいやつだった。
多分、幸せのかたまり。はんぱなく良いやつだった。ヒーローみたいな…
周りの言う自分と同じ環境の子がいたの。
迷わず誘ったわ。
三回あった受験のうち、三回とも前日、当日の朝と応援メールをくれた男の子。
春から大学生になる、同じ環境の宏樹。
後は誕生日が来るだけ。
って言っても一瞬で
その日はやってきた。
ナイ
アタシノバンゴウガナイー…
受験って意味あるのか私には解らないけど。
何のために泣きながら勉強して、そいつにも裏切られてまた泣かなきゃいけなかったんだろう。
その日は、みこと君からメールも来なかった。
友達からきた誕生日メールを見返して、
しばらく迷ってから志緒里に電話した。
「落ちちゃった…」
「大丈夫?
泣いても良いんだよ。」
優しいなぁ、志緒里ゎ(:_;)電話して良かった。
帰るか。。。
駄目だ!
遊ぶ約束があるんだった。
宏樹に会ってそれなりに動いてたら気持ちも落ち着いてきて、歩き疲れたから休憩した時だったかな。
「電話だー…」
親かな?
(えぇっ💓)
「みこっ…くん⁉」
まさかの、まさかの彼からの電話でテンションは上がり⤴
「もしもし?」
「あ、はい。」
💓
「今から遊べる?」
(はぃ?)
今12時。
合否発表時間は10時。
なんで今時間?
それより私の誕生日すら忘れてるのかな?
「いやー、今日は何もしたくないし姉と一緒にいます。」
「そっか…わかったよ」
ぶつんーーーーーーッ
嘘…ついちゃったな。
その後すぐに誕生日メールがきて私は複雑だった。
もう何を言われても今日は会いたくなかったけど…
落ちたくせに会わす顔もなかったから知り合い自体さけてたな。
ビジネスホテルにその夜は泊まったの。
ごんじりがベッドの上に散らばってた。
なんで? w
よくある怪奇現象。
うちらは疲れててそうゆう関係でもないからお酒を少し飲んですぐに寝たわ。
朝起きたら
(なんでいるんだろう?)
一瞬、不思議に感じたが気にせず準備してお土産屋さんに向かった。
可愛い白皮のストラップがあってオソロで買ったわ。
学校がないから、いつも見たいに友達から貰う訳でもなく、志緒里がこの後、ケーキを奢ってくれたくらい。誕生日って欲が出て大嫌いだ。
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