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「べちゃべちゃ…してない??」 「あはは😃 そのうち出来るようになるって」 同棲し始めはオムライスさえ失敗したりして大騒ぎ。 パキラ― 育ててる観葉植物のパキラさん。 そのパキラさんの為に 京極の水を汲んできてくれたみこと君。 日常― お風呂上がりの私の髪に ヘアトリートメントしてくれたり、 脳トレにはまって二人で朝方4時まで夢中になり 翌日も蒼天の拳にはまって また4時まで見ちゃったり。 ただ喋ってるうちに気がついたら4時だったりもした。 サユリとみこと君の三人でお祭りにも行ったよ。 公園で花火したりもすれば 見に行ったり。 花火の時は人が居すぎて よく見えずに私は 汗だくでもがいてた。 「人の汗の匂いがする!!」 「ハート型がみたい!!」 「ギャーギャー!!」 激しくテンションの上がる 私たち女組に、みこと君が一言。 「持ち上げてやるか?」 「えっ??」 意味もあんまり理解してない内に体が浮く。 腕から伝わるみこと君の体温と 人混みを下にして見る景色。 綺麗だった。 きっとこんな経験、 沢山の人がしてるのかも 知れないけど、そこは特等席だったよ。 花火…万歳っ!! 他にも恭介と三人でランニングしたりもしてた。バイトが遅い時は迎えに来てくれた事もあったね。 私の日記には、そんな日には必ず 「本当にありがとう!」 と一言書かれていた。 6月26日― 休講で学校が休みになった。 ずっと行ってみたかった ビーチに連れてってくれて 嬉しくて私は… 「浮きがない所は泳がないでくださーい」 空から機械音が聞こえる… 「お前行きすぎ」 「海の中が楽しくてつい♪」 私は―…そう、私は泳いだのだ。 水着かどうかは覚えてない。 ただ嬉しくって泳いだら 危ないって監視放送かけられたのは覚えてる。 鷹とカモメが一緒に飛んでた。 みこと君は震えながら 浜から見守ってた。 初めてゴルフもした。 「初めてで当たるだけ十分だよ。」 褒められた。 お姉ちゃんに褒められる事ってなかったから姉存在のみこと君からの、この一言は感動を覚えるほどでした。 「ゴルフは膝を折って背筋を伸ばす…」 「うっ??はっ…はいっ!!」 後ろから手を延ばされた時は ドキドキして恥ずかしかったな。 そんなことを日記に書いていた 私自身がまた恥ずかしい(〃д〃)
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