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「彼氏、黒が好きなんだよねー」
「えー、やっぱ髪巻いてくー?」
「メイクは何系にするっ!?」
「キラキラしたぁーい」
「下着オソロにするかぁー」
「むは❤良いな」
会議しながら、
試着室に一緒に入っちゃったりなんかして、
もの凄いハイテンションで準備万全なスタイルで待ち合わせ場所に向かった。
ケーキ買って家でご飯食べてアニメみて笑った。
「ぬーべー懐かしい😃!」
「ゆきめが可愛くてさ」
あ、家ってみこと君の友達の家ね。貸し切りで w
幸せにまったり時間が過ぎていったわ。
一緒にお風呂も入った。
逆上せかけて
一緒にねた。
クリスマスを二人だけで過ごすのは初めてだったから
今でも思い出すと微笑ましいんです。
ドキドキで眠れない体験は不思議でした。
朝になって昨晩、
「何これ?」
「プレゼントです✋」
「お母さんとかの?」
と言われた大きな包みを渡した。
おっきなリラックマ❤
付き合ってからの三ヶ月ぶんのありがとうを手紙に添えて。
みこと君は(クリスマスにプレゼント交換する別れる)ってジンクスがあるらしくて、
形ある物は無かったけど
ここまで連れて来てくれた事で私は良かったから、
周りに何て言われようとニコニコな気持ちで満たされてたんだ。
大イベントが終って、
私は受験生になった。
高校も最後に近付いて私、
皆と過ごす大好きな放課後も講習漬けになって。
頭の中は試験でいっぱいになっていった。
女子大に受かったら、
みこと君にも心配かけないですむ。
会えない事は辛くなかった。頑張れって応援してくれてたから…
段々と頭は進路に染まっていった。
「受験が終わったら遊ぼう」
そう言ったものの、中々休みもとれないのか、受験が終わってから一回も遊んでいない。
もうすぐ私の誕生日なのに、会えないのかなぁ…
そればっかり(笑)
誕生日と合格発表日が重なって嫌々なのプラス、みこと君から連絡がない苛々で勝手に遊ぶ予定をたてた。
受験が終わってから一回、先輩と遊んだけど何があった訳じゃなく犬トークで盛り上がって普通に帰ってきた。
以来は誰とも街を歩いていなかった。
「暇だなあー」
誕生日を一人で過ごす訳にもいかないし実家の地方から3時間かけて来た、この街に合否だけ確認して帰る気もサラサラなかったの。
苛々は爆発した。
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