白夜

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白夜

太陽は沈まない。 未だに私を照らしてる。 朽ち果て、熱で溶けてゆく。 一秒前まで、存在していたこの手は 今は、真っ赤な水となった。 熱い。 太陽の光。 早く逃れなければ、私という存在が流れてしまうから。
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