破滅への序曲

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破滅への序曲

ここは人が住まうより前の地球。 そこは緑豊か…ではなく荒れた地面が広がり、枯れた川が通る大地。 そこは以前、エデンと呼ばれるそれはそれは豊かな土地で、水も果物も食べるもの住むのも何一つ困らない文字通り永久を約束された【楽園】だった。 そこに住まうのは…後に人々が神と呼ぶ存在。 羽が生えてるわけでなく、空に住まうわけでなく、昨今の人間とあまり変わらない生活をしていた。 彼らの生活を支えるのは現代の電気と同じ働きをする【魔気(マギ)】である。 無論、電力と同じく魔力を抽出するには限られた方法しかなく、年を重ね神の数が増える程その力は次第に減少していった。
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