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「完璧迷っちゃった。」
とその町のマップのような物を見てその美少年。【樟葉梓】は、呟いた。
「しょうがない。ここは、誰か人に道をたずねなくちゃかな。」
梓は、そう呟いた。
その瞬間。周りにいた特に女が、目の色を変えた。それもそのはず。彼、樟葉梓ジャニーズに入れる位の美少年だ。それでいて、ハーフな為に、髪は金髪。目は、紫だった。女達は、どんな手を使ってでも、梓と話をしたいに決まっている。
とその目立ち具合いにしびれを切らしたいかついお兄さん達が梓の近くに集まった。
たちまち周囲にいた女達は、散らばった。
「おいッ!!餓鬼ッ!!ここいらでは見ねぇ顔じゃねえか!!」
「まぁね。僕初めてここに来たんだし。それに、はじめましてが先なんじゃない?なれなれしい人僕嫌いだな。」
梓は、そう言って馬鹿にするようにクスッと笑った。
「ッ!!テメェッ!!!」
一人の男が、梓の胸ぐらを掴んだ。梓は目を閉じた。でも、現実は、ちがかった。
「ちょっとまったァーッ!!!」
梓は、閉じていた目を開けた。
そして、声のした方を見た。
少女だった。自分と同い年かそれ以下くらいの女の子。髪は肩のちょっと上くらいのショート。緑の黒髪だった。
梓の鼓動が少しだけ波を打った。
その瞬間に僕の世界は変わった。
暗く冷たい世界から。
明るく暖かい世界に。
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