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八月になると、毎日のように子供を作る為だけの性行為しかしなかった。若かったから、一日に二回以上は当たり前のようにしていた。性行為だけしかしてないと、他のことが何にもしたくなくなってくる。仕事終わって真っ直ぐアパートに帰って来ると、パートが終わって先に帰ってるMが居る。しかし、一ヶ月前のMとは違ってて、疲れて寝てるMだった。最初のうちはその仕草も可愛くて、その寝顔に軽くキスしてMを起こした。おかえり、ごめん寝ちゃった。って、笑顔で言われると、僕もM、お疲れっ!て、声かけて、またキス…
そして、ある日の夜、僕はMの夢を聞いてみた。Mはバスガイドに憧れてて、バスガイドになりたかった、けど、高校も辞めちゃったから…今は僕が居るならそれでいいよ!って、言ってくれた。そして、そろそろこのアパートにも、家具とか、お互いの欲しいもの揃えて行こうか?って話していた時に…だけど、お金ないから順番に揃えて行こうって、僕が言ったら、お金ならMあるよ!って、言葉が返って来た。ひそかに貯めていたの?って、聞いたら、ウン、そうだよ!って、返って来た。僕はそれを信じていた…
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