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まず
久々にまことに会った夢で
たくさん話したい事あったよ
いつもの笑顔で
ようって言ってくれたけど
起きちゃったからね
ごめんよ
眠かったんだよ多分
それからまた寝たら
今度は茶色の世界にいたよ
小さな男の子がいて
たくさん
哀しい世界で
お墓みたいな要領で
たくさんの子どもが
寝かされてた
生きてるのに
ミイラみたいに体にぴったりの
棺みたいなのにいれられた
閉じる前に
お祭りの人がつけるみたいな
ねじねじのはちまきを
つけてあげたなんでだろう
隣の子も欲しがったから
服を破って作ってあげた
逆形見
そして男の子に
小さく語りかける
夜になったら
まんなかの人は気付けない
こっそり迎えにくるから
だから行かなきゃ
今頃助けを求めて泣いている
だから行かなきゃ
たった一人の弟だから
お祭りには間に合うように
行くってば
。
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