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そしてもう一つ、文章の幼稚さが毛嫌いされるもう一つの理由(多分こちらが圧倒的に大きい)だ。
携帯=ユビキタス=誰でも持てる
よって書き手を選ばない。
そして携帯をもっとも有効活用している「若者」が携帯小説を書くことが多く、それによって全体の「文学」としてのレベルが下がるのかも知れない。
そして何より、「編集」を担当するのも自分だ。
そもそも小説というのは何らかの壁を乗りこえて(大賞・持ち込みなどなど)出版されるわけなのだから既存の小説のほとんどはある一定の「文学レベル」を越えているわけです。だから「読める」。
しかし携帯小説というのはその「壁」がない。よってある一定の「文学レベル」を越えていない作品も簡単に人目に晒されることになる、これが全体のレベルを下げる結果となる。
「携帯小説」と言うカテゴリが幼稚なのではなく、幼稚な文章も晒されてしまうよって話なのだ。
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