出会い

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「そう言えばさ、ここって病院?」 冷静に周りを見渡せば状況が把握できた。 「ハハっ!今更何言ってんの?」 「ってか記憶がない。なんで病院にいるのか意味不明だし」 「なんかねぇ、すっごい重傷で生きているのも奇跡だぁって医者が言ってた気がする」 ひどく頭が痛い。 何も思い出せない。 名前や年齢ははっきり分かる。 しかし、何故病院にいるのか? 自分のことを思い出そうとすると頭が割れそうになる。 「。。くん。。さき。く。。みさきくん。。美咲君?」 「あっ、何?」 「いきなり難しい顔してどうしたの?」 「なんでもない」 美咲はタンパクに返事をすると強烈な睡魔に襲われた。 (少し寝よう。。)
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