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暗い世界は恐い。
闇、光はない。
いつまで歩けば良い?
「気持ちが悪い」
「ウザい」
「死ね」
「消えろ」
なんで俺ばっかりこんな目にあうの?
(はっ!はぁはぁ、そうか、夢か。。)
伝うのは一筋の涙。
内容は理解できない。しかしとても切ない夢だった気がする。
「美咲君大丈夫?すごくうなされてたよ」
「あぁ、大丈夫。少し嫌な夢を見ただけ」
美咲はそう言うと、一度深呼吸をした。
昔、誰かに言われたことを今だに続けている。
(苦しい時は冷静になれ、深呼吸を一度。頭を冷やせ。そしてもう一度考えろ)
「心配しんたんだからぁ」
「ありがとう」
そう美咲は言うと気になったことを口にした。
「永遠さんはなんで入院してるの?」
何気ない一言は場の空気を冷たく冷やした。
そして永遠は静かにこう言った
「クス、君と一緒だよ」
会話は途切れ、永遠は美咲から視線を外した。
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