ヱヴァンゲリヲン

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だが、そのスペルは「EVA+ANGEL+ LION」(エヴァ、天使、獅子)とも「EVANGEL + LION」(福音、獅子)とも分解して読解することができる。 正式名称は「汎用人型決戦兵器・人造人間エヴァンゲリオン」で、通称EVA(エヴァ)。 パイロットは母親のいない14歳の子供に限定され、プラグスーツを着て*1、オレンジ色のLCLという液体で内部を満たしたエントリープラグと呼ばれる筒状の物体*2に搭乗し、これがエヴァの首の付け根の裏側から挿入される。 レバーなどの装置もついてはいるが、基本的にはEVAはパイロットとの神経接続によって操縦される。そのため、機体のダメージがパイロットにフィードバックされたりする(=EVAが受けた攻撃の痛みがそのままパイロットに伝わる)。EVAの稼動はパイロットの「シンクロ率」の高低によって左右され、パイロットの脳波が消失するとEVAは暴走を起こす。また、パイロットが搭乗しなくてもダミープラグによってEVAの操縦は可能だが、TV版で登場したダミープラグは未完成で、その行動はほとんど暴走に近い。 その行動はほとんど暴走に近い。 基本的に外部からの電源供給で稼動するため、「アンビリカルケーブル」と呼ばれる電線を引きずった状態で駆動される。それが外れた場合には内蔵電源に切り替えることで、5分ほど稼動が可能。 EVAは『A.T.FIELD』と呼ばれる一種のバリアーを発生させる事ができ、現存の兵器ではこれを破ることはできない。(使徒もこのA.T.FIELDを発生させることで、外部の攻撃から自らの身を守っている。EVAは自らがA.T.FIELDを発生させることで、使徒のA.T.FIELDを中和させる事が可能。また「ロンギヌスの槍」でもA.T.FIELDを突き破る事が可能である) 突如出現した、謎の敵「使徒」を殲滅すべく「特務機関ネルフ」によって作り出されたこの兵器は、「素体」と呼ばれる人間の肉体のようなものを装甲*3で覆う形状となっており、厳密にはロボットとは呼びがたい。ある意味、巨大な生体兵器(サイボーグ)と呼ぶのがふさわしいのかもしれない。 また、EVのの開発・誕生の過程は、多くの謎に包まれている。
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