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…闇の中。
気づいたら誰もいなかった。心配になって鳴きまくる。
「に~。み~。」
バタン! ブルルル~。
車の音がした。
「ママ!?」
ウォアは闇の中その音の方に駆け出すが足がもつれて走れない。
人の声がする…。
『いいのか?あんなトコに捨ててって…。』
『いいんだよ。全く…、高い金出してブリーダー始めてたそうそうに奇形なんて。』
車が走り去ると闇の静寂。
「みーみーみーみー‥‥‥‥‥‥。」
ウォアはあらん限りの声で鳴き続けた…。
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