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私の名前は彰。A大に通うただ平凡な大学3年生である。そんな私が、今までに一番大きな恋におちたのは大学二年の時でだった。
大学のサークル仲間に合コンに誘われ、乗り気でなかったが頼まれて断れなかった。ある店で待ち合わせ、食事をしながら始まった。しかしあまり会話にとけ込むことが出来ない私を友人が
「おい、お前も何か喋れよ」
「え?あっじゃあ皆さんの趣味は?」
「バカ。さっき話したろ?冗談きついぜ~笑」
仲間がフォローしてくれた。盛り上がるなか、右端の女の子だけがあまり楽しそうではなかった。
店を出てから次にカラオケに行く事になった。カラオケまでの道のりで右端に座っていた女の子が
「明日朝が早いので今日はこれで失礼します…」
っと言って駅に向かってしまった。
彼女の事が心配になり
「じゃあ夜も遅いか送って行く」
っと彼女を追いかけた。
彼女に追い付くと
「駅まで送ってくよ」
「えっあっありがとう…」
それから駅まで歩いた。
「今日楽しくなかったの?」
「私、ああいうの苦手で…友達に誘われて断ったんだけど強く頼まれて…」
「同じだね笑俺も断れなかった~」
その時彼女が初めて笑った。
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