幸せの手紙

出会い

駅までのほんの短い間だったが、楽しかった。駅に着き彼女は切符を買い、

「送ってくれてありがとう」

「いいえ。あっあの…よかったらケー番なんか教えてくれたら…」
彼女はためらうことなく笑顔で

「喜んで。私ゆきっていいます。ヨロシクね」

彼女はメモを取りだし教えてくれた。
ちょうどその時電車がホームにやって来て笑顔いっぱいで見送った。

これが私と彼女の出会いであり、始まりであった。