0人が本棚に入れています
本棚に追加
それからちょくちょく電話をかけるようになった。些細な話も楽しい話もする。
ある日、私は彼女を映画にさそった。今の時期は面白い映画がたくさん出ている。
「何がみたい?」
「あれが見たい」
彼女が指指したのは
幸せの手紙✉
だった。映画館に入りチケットを買った。映画が始まりしばらくそれを見ていた。
多くの友達からや彼女など愛されていた彼が癌と医者に診断されて病気と闘うという映画だ。
映画の途中に隣の彼女の目には涙があった。映画が終わっても彼女は泣いていた。
「ごめん、涙止まらない…」
「いい映画だったね」
彼女はうなずきながら歩いた。
食事をすますといつの間にか20時を過ぎていた。楽しい時間程過ぎるのは早いと実感した。
彼女を送るために駅に向かった。そして自分の心の整理をすまし、思い切って
「ゆきさんのことが好きです。よかたら付き合ってくれませんか?」
「私で良ければ」
これが私とゆきが付き合った日でした。
最初のコメントを投稿しよう!