~始まり~

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前を見ると、確かに凄く綺麗な子が立っていた。 この子も決して一ノ瀬さんには引けをとらない。 『二葉 楓と言います。趣味は体育かな。勉強はあまり好きではないです。ヨロシク。ニコッ。』 彼女が笑顔を見せるとクラスの男共のほとんどが目をハートにした。 だが、一ノ瀬さんもそうだったが、なぜ女の子も笑顔になるのだろうか? 普通自分より可愛い人がいれば嫉妬とかしないのかな? カズヤ『ショウ、何で女子まで顔が笑顔になってんの?』 ショウ『それはな、あの子はかなり有名なんだよ。一ノ瀬さん達と同じくな。』 カズヤ『何で?』 ショウ『学年三大美少女はかなりのお嬢様なんだ。ちょっかいなんて出してみろ、どうなるかわかるだろ?』 カズヤ『なるほど!』 ショウ『おい!最後の一人が来るぞ!』 カズヤ『次は一体どんな綺麗な子かな?』 俺は少し期待して、前を見た。 なぜなら、学年三大美少女ぐらいは頭に入れておいた方がいいと思ったから。 すると、次の女の子が出てきた。 女の子は教卓に行く間に何度かこけた。 かなりのドジっ子に見える。 教卓についてもさっきこけたのが恥ずかしいのか、顔が少し赤い。 男子はそれを見てまるで女の子が可愛いぬいぐるみを見るような目で見ている。
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