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俺は両手に大量の荷物を持ちながら歩いていた。
カズヤ『お重いな。まだ家までは遠いなぁ。』
俺が重そうな荷物を持っていると、周りの視線が痛かった。
『何あの子?誰かに荷物持たされてるのかしら?可哀想。』
『あんな子が虐められるのよね。』
『私は絶対自分の子をあんな子に育てないわ。』
まぁ、酷い言われようだが気にしない。いつもの事だから。
すると、後ろから声をかけられた。
アカネ『カズヤ君だよね?私の事覚えてる?』
梅本さん?だよな。
カズヤ『え~と、梅本さんだよね。こんな所でどうしたの?』
アカネ『私も買い物。それでカズヤ君が重そうに荷物持ってたから。』
カズヤ『梅本さんは部活とか入ってないの?今は部活中だろ?』
俺は今、テスト発表中だから早く帰れるが他の学校は普通に部活などがあるはずだ。
もし、テスト発表がなくても俺は関係ないけどな。
アカネ『私は今、テスト発表中だから。弓道部は休みなの。』
カズヤ『梅本さんって、弓道部なの?凄いね、弓道ってかなり集中力が必要だよね。』
アカネ『そんなに誉めても何もないよ。』
カズヤ『別に何もいらないよ。』
すると、梅本さんは笑いだした。
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