~地獄~

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カズヤ『ふぅ。』 俺は一息ついた。一ノ瀬さんは驚いているようだ。 シオン『あ、ありがとう。カズヤ君助かったよ。』 カズヤ『気にしないでいいよ。』 シオン『でも、どうしてそんなに強いの?』 やっぱりそこを聞きにきたか。どうやって言い訳しようか? カズヤ『昔ちょっと荒れてた事があってね。』 俺は少し暗い表情をした。 役者みたいに上手くできないが、なんとかやってみた。 シオン『そ、そうなんだ。なんだがゴメンなさい。』 すると、一ノ瀬さんが謝ってきた。 なんだか悪い気がするなぁ。 でも仕方がないよね。 カズヤ『気にしないで。それより今って何時間目?』 シオン『次は四時間目だよ。今昼休憩だもん。』 マジで~~~~~~~~~~~~~~!! カズヤ『それなら、早く行かなくちゃ。』 俺と一ノ瀬さんは教室に向かった。 扉を開けると、皆が一斉にこちらを見た。 ショウ『カズヤ、やっと来たか。今メールしようと思ってたんだぜ。』 カズヤ『悪い悪い!ちょっと寝過ごしちゃてさ。』 ショウ『あの後、勉強したのか?』 カズヤ『まぁ、それなりにね。』 それから、皆と話をして先生にも怒られ放課後になった。
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