【ＣＯＬＯＲ】

～地獄～

ｶｽﾞﾔ『何でもないよ。それより、ｱｶﾈは勉強しないの？』

ずっと、端で見られると緊張しちゃうんだよなぁ。

ｱｶﾈ『そろそろ私も勉強しようかなぁ。』

すると、茜は勉強をし始めた。

しかし、その間は二人とも勉強に集中しているのか、ずっと沈黙であった。

ｱｶﾈ『（何か話した方がいいのかなぁ？でも集中してたら悪いな。）』

すると、ドアが開いた。

そこに立っていたのは、茜のお母さんだった。

『二人とも勉強で疲れたでしょ？これでも食べてね。』

茜のお母さんはクッキーと飲み物を持ってきてくれた。

ｶｽﾞﾔ『ありがとうございます。お気遣いなく。』

『（この子やっぱり礼儀はしっかりしてるわね。あのメガネをとって素顔が見てみたいわ。）』

茜のお母さんは少し興味を持っていたとは俺は思ってもいなかった。

茜のお母さんはその後すぐ、出ていった。

しかし、今回のお母さんは家に来たときよりきちんと化粧もしていて、かなり綺麗であった。

どっかで見たことあるんだよなぁ？どこで見たんだっけ？

ｶｽﾞﾔ『ｱｶﾈのお母さん綺麗だよね、何か仕事してるの？』

すると、思いもよらない返答が返ってきた。

ｱｶﾈ『お母さんはモデムをやっていて、今もたまに雑誌に載っていて、モデル会社を経営してるの。』

ｶｽﾞﾔ『！！！！』