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それから俺達はたわいもない話をして、笑いあった。
すると、誰かが家に入ってきた。
『ただいま。』
アカネ『あ!お父さんが帰ってきた。』
俺は内心焦っていた。こんな時に俺がこの家にいていいのだろうか?
『サチコ、お客様かね?男の靴があるみたいだが。』
佐知子とは茜のお母さんの名前である。
サチコ『そうよ。もしかしたらアカネのコレかもしれないわよ。』
佐知子は小指を立てて言った。
『そうかそうか。アカネにもそういう奴ができたのか。それで相手はどんな奴なのだ?』
サチコ『それが、見た目は物凄くブサイクなんだけど、礼儀はしっかりしていてまだ分からないのよ。』
『(分からないとはどうゆう意味だ?)まぁ、私も会ってみるよ。』
すると、リビングの扉が開いた。
カズヤ『夜分遅くにお邪魔しています。』
俺は軽くお辞儀をした。
『そんなに畏まらなくていいぞ。(確かに礼儀はしっかりしているなぁ。)』
俺は茜のお父さんを見て思った。
この人はかなりの男前だ。この夫婦はまさにお似合いだと思ってしまった。
それから、茜のお父さんも入れて、四人で食事を楽しんだ。
食事が終わると、俺は佐知子さんにある部屋へと呼ばれた。
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