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俺達はまず、教科別での順位を探した。
ショウ『国語はやっぱり女子が強いな。』
シオン『私が五番でカエデが七番、ヒトミが三番ね。』
それは流石にヤバイって。この学年は三百人ぐらいいるのに全員が十番以内ってやばいだろ。
ショウ『俺は五十八番だな。カズヤは?』
カズヤ『俺は三十九番だな。これで女子とは差がついたなぁ。』
それから、俺達は他の教科も見て回った。
シオン『残りは英語と数学だね。一体誰が昼飯を奢る事になるのかなぁ?』
一ノ瀬さんはこっちを見ながら言った。
それもその筈だ。これまでの教科は一ノ瀬さん達の圧勝だったからだ。
だから事実上昼飯を奢るのは俺か翔になるのだ。
俺は英語には自信があるが、数学はダメダメだ。
すると、英語の順位表の所まで来た。
シオン『え???』
カエデ『ウソッ!!!』
ヒトミ『…………。』
ショウ『マジかよ。』
皆がみんな口をパクパクさせている。
なぜなら、英語の順位表の一番上の所に、
300人中1番 式森 和也 100点
俺は軽くガッツポーズをしてみた。
ショウ『これで、俺が昼飯奢りは決定的だなぁ。』
翔はかなり落ち込んでいた。
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