~ダンスパーティー~

2/20
前へ
/181ページ
次へ
唯今、俺達は食堂で昼飯を食べている。 カズヤ『まさか、噂が本当になるなんてなぁ。』 ショウ『ホントだよなぁ。それでどうするんだ?』 カズヤ『何が?』 ショウ『だから、先生が言ってたろ。誰かとペア組んで踊らないといけないだろ。』 そういや、そんな事言ってたな。 でも、ダンスなら一応マスターしてるから練習する必要ないな。 何故マスターしてるかって?? それは、デビューしたばかりの時に色々なパーティーに誘われて踊らされたからだよ。 シオン『でも、ペアって大事だよね。』 一ノ瀬さんはチラッと俺の方を見た。 カエデ『確かに。嫌な人とは踊りたくないよ。』 カズヤ『一ノ瀬さん達なら大丈夫でしょ!選びたい放題だし。』 ショウ『(相変わらず鈍感だよなぁ~~~。)』 シオン『そんな事ないよ。それよりさぁ、気になった事あるんだ。』 カエデ『私も!』 ショウ『何だ??』 シオン&カエデ『カズヤ君は何で私たちの事を名前で呼んでくれないの?』 だって、一ノ瀬さん達は美人だし、俺とは釣り合わないから、なんて言ったらまた面倒くなりそうだ。 カズヤ『別に深い意味はないよ。』 シオン『それなら、名前で呼ぶようにしようよ。』 こうして、これから皆は名前で呼び合うようになった。
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16681人が本棚に入れています
本棚に追加