~始まり~

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俺は何か恥ずかしくなって、その場から立ち去った。 カズヤ『ハァ、ハァ、ハァ。』 何故か走って出てきたので息が荒い。 俺はふと携帯を見た。 只今、五時五十分だった。 カズヤ『ヤバッ!後十分しかねぇ。』 ここからなら歩いて十五分はかかる。 カズヤ『走るしかないよな。遅刻は上田さんが怒るからな!』 俺はスタジオまで走った。 何で五十分も時間をつぶしたんだ! 俺は自分に怒りが込み上げてきた。 時刻六時一分前!! 俺はスタジオの前に到着した。 カズヤ『何とか間に合ったな。早く入ろう!』 俺はスタジオに入った。 そして、すぐに控え室に向かった。 控え室に向かっている間に後ろから肩を叩かれた。 カズヤ『ん?』 俺は後ろを振り返った。 『やっと来たか!せっかく入り口で待ってたのに、無視して走っていくとはな。』 カズヤ『スミマセン。上田さん。』 ウエダ『そんなにかしこまらないでくれよ。それより早く控え室に行って用意した方がいいよ。』 カズヤ『分かりました。また後で。』 俺はまた走って控え室に向かった。ここのスタジオは何回か来た事があるから道に迷う事はない。
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