~始まり~

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俺は、ため息をはきながらも学園の中に入っていった。 カズヤ『やっぱりデカいなぁ!』 そう!何を隠そう桜花学園はデカい。 だからといって、別に金持ちがいっぱいいるわけでもなく、偏差値もそこそこの学園だ。 俺はトボトボと歩いていると、人が群がっている所があった。 たぶんクラス分けが張り出されているのだろう。 俺はそこに行ってみる事にした。 すると、………………………………………… 『やだぁ~~、あれ何?マジでキモいんですけど?』 『あんなのと同じクラスになりたくないよね!』 周りの女子が俺を見てそんな事を言っているのがわかった。 それもそのばず、変装している俺の姿はどこからどう見ても、キモオタクだ。 そんな奴と同じクラス、または友達になる奴などいないだろう! だが俺は別に友達がいなくても良かった。もし、正体がバレた時かなりの被害がでると予想されるからだ。 俺が校舎に入るまで何度か女の子とすれ違ったが、まるで汚い物をさけるかのような目で見ていた。
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