~始まり~

7/26
前へ
/181ページ
次へ
ショウ『何で驚くんだよ?』 カズヤ『だって今までそんな事言われたことないから。』 すると、翔がいきなり笑いだした。 カズヤ『ちょっと!何で笑うの?』 ショウ『悪い悪い!!カズヤがあまりにバカだから。』 カズヤ『バカとはなんだよ!仕方ないだろ、本当に今まで言われたことないんだから。』 俺が真剣に反論していても、翔はまだ口をおさえながら笑うのを耐えている。 ショウ『やっぱり俺、カズヤと友達になって良かったわ!』 カズヤ『そうですか!!』 ショウ『そんなに怒るなよ!笑ったのは悪かったよ。』 そうこうしている内に入学式が終わってしまった。 ショウ『一緒に教室行こうぜ!』 カズヤ『ショウって同じクラスだっけ?』 ショウ『お前やっぱりバカだな。体育館で席はクラスで分けられていて俺はお前と席隣だったろ?』 俺は思い出したように納得する。 ショウ『納得したなら行くぞ!』 カズヤ『でも、俺と一緒に行ったら、変な目で見られるよ。』 ショウ『そんな事気にしてるのか?大丈夫だって、心配するなよ!』 カズヤ『わかった。それじゃ、早く行こうぜ!』 そして、俺達は教室へ向かった。
/181ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16681人が本棚に入れています
本棚に追加