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教室につき、ドアを開けると予想通りクラス中の視線を集めた。
翔はそれを無視して、普通に俺の席に向かった。
ショウ『カズヤ!そんな所にいないで早く席につけよ。カズヤの席は俺の後ろだからさ!』
翔、お前はKYなのか?そんな事をここで言うと、クラスの奴(大半は女子)からの視線がヤバいだろうが!
俺は恐る恐るクラスを見渡すとやはり女子からの視線が痛い!
『何で?あのキモい奴が仲本様と一緒にいるの?ムカつくわ。』
『仲本君も何であんな奴と一緒いるのよ。羨ましい!』
『目障りよ!』
まぁ、俺はこうなることが分かってたけどね!
流石にこれ以上ここに突っ立てるわけにはいかないよな。
俺はすぐさま自分の席に向かった。
カズヤ『ちょっと!ショウ。大声であんな事言うなよな。』
ショウ『何で?これでカズヤが俺と友達だって皆分かったろ。』
こいつは自分がモテるのが分からないのか?
カズヤ『ショウ。ヤッパリ俺なんかといると楽しい学園生活が水の泡になるよ。』
ショウ『心配すんなって!俺はいつだってカズヤの友達だから。』
俺は内心嬉しかった。翔はいつでも友達でいてくれるから、こんな大切な友達を決してなくしてはいけないことが分かった。
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