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「おはよーしゅん」
「んん、おはよ…あおい」
小さな部屋
小さな幸せ
二人は、一緒にいるだけで幸せだった
ｶﾞﾀ…ｶﾞﾀｶﾞﾀ…
「きゃぁ！」
「あおい！」
ここ最近、地震が多い
怖がりな彼女は地震が嫌いだ
だから俺も嫌い
「うぅ…最近地震多いよ…やだな…」
「俺がついてる」
俺に世界をどうこうできる力なんかないけど、これで彼女の不安がなくなるなら…俺は何度でも謂おう
「しゅん……」
ふわりと、俺を抱き締めるあおい
小さな宝物
「…うっ！！！」
だだだっ
静寂を破り、いきなりあおいは俺を突き飛ばしてトイレに走っていった
「……えぇ？！」
ジャーーー…
「……………………」
「きもちわるい」
「え？！だ、大丈夫か？！」
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