僅かな希望~隆貴の視点から~

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「バァァン!!」 勢いよく外に転げ出た私は、後ろをみた。 さっき玄関から入ってきた男がさっきの怪物を蹴り怯んでいる隙に私の方へ走ってくる。 「早くにげろ!!」 「でもどこに?」 「クソッ!!ついて来い!!」 私は、男の後をついて行った。 男は200mくらい走った家の陰でとまった。 男は、息を切らしながら言った。 「…キミも…巻き込まれたんだね…」 男は始め60歳位に見えていたが、実際近くで見るとヒゲが凄く生えているだけで30歳位だった。 青のジャンパーを着ていてひどく汚れている。
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