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まぐろは、下っぱたちに囲まれて、身動きがとれなかった。
「くっ…早くかつおを助けなければ…。」
そこに、さんまが口を開く。
「無駄だ、わたしと、このぶらっくばす親衛隊がいる限り、誰もぶらっくばす様に触れさせない。」
下っぱたちは、まぐろに襲いかかる。
まぐろはそれを、爪で片っ端からなぎ払う。
「くっ…。」
「諦めたらどうだ?まぐろとやら。」
さんまがニターっと笑った。
すると、どこからともなく声が聞こえた。
「ハァーイ、お兄さん方~❤」
色っぽい女の声だった。
まぐろを含む、俺にのしかかった奴ら以外全員が、声のする方を向いた。
そこには、桃色の毛のメス猫がいた。
「そんなの相手にしてないでさ、あたいとイ・イ・コ・ト❤しない?❤」
そう言って、下っぱの群れに向かって投げキッスをした。
下っぱたちは、目を❤にして、一斉にそのメス猫に走り出した。
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