絶望

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ぶらっくばすは、俺の顔を覗き込む。 「なあ?お前だってこの女独り占めにしたかったんだろ?だから何も伝えなかったんじゃないか?」 「違う…俺は…。」 「どう違うんだ?言ってみろ!………違わないだろ?そうなんだろう?」 ぶらっくばすはそう言うと、おかかを掴む前足に力を込め、下っぱに命令した。 「野郎共!そいつが目ぇそらさないように、しっかり首根っこおさえとけよ!今からおもしれえものを見せてやる!」 すると、おかかを自分の方へ引き寄せた。 おかかはビビりまくっている。 ぶらっくばすは、おかかに向かって言った。 「お前は今日から俺の女になるんだ。今日どころじゃない、今これからだ。にひひひ…。」 「いや…い…や…。」 おかかは必死に抵抗しようとするが、奴の力には、やはり勝てないようだ。 「…っ!!貴様!!」 俺はふと力が湧き、怒りにまかせて突っ込もうとした。 しかし、下っぱたちをはねのけることはできなかった。
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