絶望

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「…………な?」 「……?な…何だ?」 ぶらっくばすは、きょとんとして俺を見た。 「き……け…な?」 「何だって?言いたいことがあるならハッキリ言え!」 「おかかを…きずつけたな!!!」 次の瞬間、俺の周りにいた下っぱたちは、あちこちに散らばっていた。 はね飛ばしたわけではない。 何やら自分から離れたような雰囲気だった。 そして、ぶらっくばすの目の前には、異様な気を放つ猫の姿があった。 「………な…何だこいつは……。」
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