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辺りはしんと静まりかえっていた。
そして、その場にいる全員が、その猫から感じるプレッシャーに、凄まじい緊張を覚えていた。
俺は今、凛とした表情で、ぶらっくばすをまっすぐ見つめていた。
俺の身体からは、青白い光が湯気のように噴き出していた。
今の俺は、意識があまりない。
だから、自分で自分がどういう状況なのか、理解できていなかった。
「な…なんだ…?何が起こったというのだ?」
ぶらっくばすも、状況が把握できてないようだ。
「貴様だけは許さない…。」
俺はそう言って、ゆっくりとぶらっくばすに近付いて行く。
その時、下っぱの一匹が、俺に襲いかかろうとした。
「て…てめえ、調子にのってんじゃ……。」
俺はそいつを一睨みすると、そいつは「ひぃぃぃ!!💦」と言いながら、腰をぬかし、その場にひざまずいてしまった。
俺に近付いてくる奴は誰もいなかった。
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