変革

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「よくない。非常によくないな」 花崗岩で建てられた白亜の美しい王城の一室でロード・レイは呟いた。 ようやく30才に届こうかというぐらいの彼の顔には、まだまだ若さが残っている。 薄茶色の細い髪や繊細な顔付きからは、この人物が国家転覆を成し終えたなどとは夢にも思えないだろう。
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