少女 破壊の眼

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「はあはあ」 壊された倒木の中でフランは息を切らす 頭痛は弱くなっていた 「…帰ろう」 彼女は立ち上がりふらつく足取りで倒木を跨いで行く 「はあはあ」 荒々しい呼吸をしながら歩く少女の姿は今にも消えそうな弱々しさ しかし帰りたいが為にひたすら歩く ドクン! 突然彼女の心臓が大きな脈を打った
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