少女 破壊の眼

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一日 一年 百年 あるいはもっと長い間いるかもしれない… 音も無く 光は淡い月明り 彼女は孤独しか知らなかった そんな彼女はもう一つ名前を知っていた レミリア 時々この薄暗い監獄に来る幼き少女 フランドールが彼女について知っているのは名前… そして彼女が自分の姉だという事だけ 彼女が何故私の所に来るのか 彼女が普段何をしているのか 彼女の髪がどんな色をしているのかさえフランドールにはわからなかった そして何より… 何故彼女は時折自分を抱き締めるのか? 彼女には… わからなかった
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