少女 破壊の眼

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フランドールは不思議そうに鼠を見つめる 動かない鼠はもう鼠ではなくただの肉片 フランドールは何故こうなったのか 何で鼠は潰れたのか わからなかった 彼女は次に壁に目を移す やはりそこには壁の眼があった 彼女がふと気付くと 眼は彼女の手の中 再び眼を握り潰す 酷く耳障りな爆発音 喧しい瓦礫の音 ふと気付くと 彼女の目に映るのは崩れた壁とその向こうの湖 そしていままで見た中で最も大きく感じる月 彼女は何年かぶりに立ち上がり外に飛んで行った
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