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館のとある部屋
レミリアは血のような赤い紅茶を片手に月を見ていた
寂しさ、悲しさ、孤独、美しさ、気高さ、赤い月の光でさえ感じられる紅の瞳
そんな瞳で彼女は月を眺めていた
彼女は飲みかけの紅茶を置く
彼女は立ち上がり牢獄へと歩き出した
その途中で彼女は轟音を聞く
レミリアは血相を変え急いで牢獄へ向かう
しかし遅かった
すでに壁は壊され
牢獄の中にはフランドールの姿は無かった
レミリアはすぐに壊された壁から外に飛び出して行った
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