少女 破壊の眼

7/13
前へ
/28ページ
次へ
館のとある部屋 レミリアは血のような赤い紅茶を片手に月を見ていた 寂しさ、悲しさ、孤独、美しさ、気高さ、赤い月の光でさえ感じられる紅の瞳 そんな瞳で彼女は月を眺めていた 彼女は飲みかけの紅茶を置く 彼女は立ち上がり牢獄へと歩き出した その途中で彼女は轟音を聞く レミリアは血相を変え急いで牢獄へ向かう しかし遅かった すでに壁は壊され 牢獄の中にはフランドールの姿は無かった レミリアはすぐに壊された壁から外に飛び出して行った
/28ページ

最初のコメントを投稿しよう!

49人が本棚に入れています
本棚に追加