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いつも先生がきてくれるのは6時。
なぜかいつもぴったり同じ時間。
私は特にきにしなかった。
6時まで30秒まえ。
足音が聞こえない。
(今日はぴったりは無理だな)
そう思っていた。
6時まで5秒まえ。
5..4..3..2..1
その瞬間ドアがあいた。
走ってきたようだった。
でも足音はきこえなかった。
さすがに私は不思議に思い、先生に聞いた。
「先生..きいていい??」
「どうした??」
「先生、走ってきてくれたの??」
「そうだよ」
「ぢゃあなんで足音が聞こえなかったの??」
「びっくりさせようと思って、静かに走ってきたの」
「ホントに..??」
「うたがってるのかあ??」
「そんなわけないでしょ♪」
私は納得して、せめるのをやめた。
しばらくして、帰る時間になった。
そうやって毎日が過ぎていった。
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