17人が本棚に入れています
本棚に追加
驚いたような顔になり、霞と柿崎を見る。
柿崎「は?玉子?一体何なんだよ・・・」
霞「そう、その卵?って一体・・・それに、さっきの怪獣は?」
二人の口から、次々と言葉が放たれる。
山本「あー、分かった分かった。話は聞くから、一旦黙って。」
両手を上げて、二人の質問を止める。
山本「話は聞くし、知ってもらいたい事もある。だから、今から家に来てくれ。」
柿崎「え?お前の家?」
知り合ってから、たったの一度も柿崎は山本の家に行ったことが無かった。
山本の家に行こうとすると、「汚いから」とか、「用事があるから」とか、「飼ってる猫が病気だから」等々の言い訳を聞かされた。
そんな山本から、家に来てくれて言われて、驚かない筈はない。
霞「・・・」
霞は、何も言わない。
ただ、目だけはキラキラと輝いていた。
山本「おーい?松針さん?」
心配になり、霞の顔を覗き込む。
最初のコメントを投稿しよう!