第一章

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霞(山本くんの家に行けるっ!!!???) 霞にとってはぶっ倒れてもおかしくない事柄だ。 意中の男子の家に行けるということは、女子にとってはとても喜ばしいことだ。 霞もそんな女子の一人だ。 霞「はい!行きます!」 手を勢い良く上げて、笑顔で告げる。 山本「あ、そう・・・」 山本は霞の行動に目を丸くしている。 山本(やっぱり女子は分からねぇ・・・) 頭をガシガシとかく。 山本「じゃあ、二人とも来てくれるんだな?」 柿崎は静かに頷き、霞は「はいっ!」と元気良く返事した。 山本「んじゃあ、着いてきて。」 歩き出す山本。 その後に、静かに着いていく二人。 これから、無言のまま歩き続けた。 二十分ぐらい歩いたら、不意に山本が口を開く。 山本「ここだ。」 山本が指差すは、何処にでもある普通の一軒家。 柿崎(ここか・・・) 霞(ここが、山本くんの家・・・) 無言で家を見る二人。 山本「ほら、二人とも。入るよ。」 山本が、家の玄関に手をかけながら二人に告げる。
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