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剣「発動のきっかけだった強力な怒りと殺意が必要だったから…」
大吾「から?」
剣「隼人が殺された時の光景を何度も思い出さないといけないことが苦しかったんです」
大吾「最初の頃は大変だったよ…お前の意識がないから何度殺されかけたか」
剣はハハッと笑う
大吾「だが今はお前の意思で発動できるし意識もあるからな…あれも必要ない」
大吾は‘あれ’に顔を向ける
そこには開きっ放しのケース
中には大型の麻酔銃が入っていた
大吾「もしあの麻酔銃がなかったら俺は今ごろ隼人のいる天国にいるぞ」
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